4.2.10 から 4.2.11 へのアップグレード

インストール方法に対応するアップグレード手順を参照してください。

破壊的変更

Config\App::$proxyIPs

設定値のフォーマットが変更されました。プロキシIPアドレスとクライアントIPアドレスのペアのHTTPヘッダー名を配列として設定する必要があります。

public $proxyIPs = [
        '10.0.1.200'     => 'X-Forwarded-For',
        '192.168.5.0/24' => 'X-Forwarded-For',
];

ConfigException が古い形式の設定値に対してスローされます。

セッションハンドラのキーの変更

DatabaseHandler ドライバMemcachedHandler ドライバ、および RedisHandler ドライバ のセッションデータレコードのキーが変更されました。そのため、これらのセッションハンドラを使用している場合、アップグレード後に既存のセッションデータは無効になります。

  • DatabaseHandler を使用する場合、セッションテーブルの id カラム値には、セッションクッキー名(Config\App::$sessionCookieName)が含まれるようになりました。

  • MemcachedHandler または RedisHandler を使用する場合、キー値にはセッションクッキー名(Config\App::$sessionCookieName)が含まれます。

id カラムと Memcached キーには最大長(250バイト)があります。次の値が最大長を超えると、セッションは正常に機能しません。

  • DatabaseHandler を使用する場合のセッションクッキー名、デリミタ、セッションID(デフォルトで32文字)

  • MemcachedHandler を使用する場合のプレフィックス(ci_session)、セッションクッキー名、デリミタ、セッションID

プロジェクトファイル

バージョン 4.2.11 では、プロジェクトファイルの実行コードは変更されていません。

すべての変更

これは、変更を受けた**プロジェクト空間**内のすべてのファイルのリストです。多くのファイルは、ランタイムに影響を与えない単純なコメントやフォーマット変更です。

  • app/Config/App.php

  • app/Config/Autoload.php

  • app/Config/Logger.php

  • app/Config/Toolbar.php

  • app/Views/welcome_message.php

  • composer.json

  • phpunit.xml.dist